世界一のモダンアートエリア(Chelsea)

水曜日の朝シトシトと降りしきる雨の中、ユダヤの宝石商と
ダイナーに向かいます。NYCのチェルシーエリアでございます
身体はきっちりしたスーツに固めてます、これでワタクシが
殺し屋でしたらシドニーシェルダンの小説に出てくるチンピラAと
いったところでしょうか。

先月買った革靴の中がしっとりと濡れてきて足先が冷たく不快度数は
高めでございます、窓際のテーブルを陣取り、さてどう切り出そうかと
思ってますとダイナーの店員に何を飲むかと2.3度聞かれます
うわの空でございました、ワタクシはコーヒーを頼みユダヤ人は
アボガド入りのオムレツを注文します、さすがブルジョワでございます。
オムレツにはタマネギやろうっと相場が決まってるのはワタクシだけで
ございます、それから財布に$20しか入ってなく、今日のマッチアップを
ワタクシが行ないましたので、払いがワタクシ持ちになると思いますも
相手はおかまいなしでございます。

と正面を見据えられて、「さて、話しは何やと」切り出して来られました。
瞬時にして後手に回った瞬間でしたが、用件を滞りなく述べる事が出来
すこぶる満足でございました、それを察したかのように雨模様の空が晴れて
きます、幸先いいなあと思っているところに、今から新しいギャラリーを
見せたるっといいます、新しいギャラリーを案内してもらいます、また
一等地にデカイギャラリーを差して、ここやと金持ちは違いますなあ。
以前持っていたギャラリーは手狭になったので、こっちに移るとのことで
隣のギャラリーもアンディーウォフォールの絵をさり気なく飾られてます。
「あれ、いくらぐらいか、わかるか」って聞かれますも、無知なワタクシは
トンチンカンな答えを出しますも、「2.3億」でこっちは安くて「1.2億」
ということでございました、たまにこういう生活レベルのかけ離れた
人間と会って話しするのはおもしろものです。

ちなみに、さきほどのコーヒーはユダヤ人のおっちゃん持ちだったのは
云うまでもありませんね。

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