お膳立ての吊るし上げ

自分が所属しております、ノンプロフィット組織のパーティーがあり
名刺を新調しまして、先日カンファレンスパーティーに行って参りました。
云うならばお披露目会みたいなものです、こういう志がありますと
説明しながら、立食パーティーが進むのでございます。

残念ながら裏方兼ございましたが、ただただ人より少し良いカメラを
持っているという理由でカメラマンでございます、この秋「清水の舞台」
から飛び降りて購入いたしました、カメラはCANON 30Dでございます。
ちなみにノーギャラでございましたが、パーティーの会場になりましたのは
マンハッタンのど真ん中のビルの37階でございます、部屋の側面は
ガラス張りになっておりまして、前面には大きなフラットのテレビモニターが
置かれておりました、夜の7時からでしたので、フラッシュをたくのですが
これまた難しいのでございます、フラッシュのreflection(反射)でよく
撮れないのでございます、カメラのフラッシュとガラスはいうならば
ハブとマングースという間柄と云って過言ではないと思われます。
一度、プロのカメラマンの方にその攻略を聞かなければなりませんです。
当日、一張羅でいきまして非常に肩が凝りまして、未だにネクタイの
結び方がわからないのはどういったモノかと自問自答するのです。

さて、パンフレットを見ますに、最後にオークションと書いておりました
誰かが物を売るものかと、てっきり思っておりまして、カメラをかまえて
おりましたが、なんと会場に来ていた若いネーチャンらとデートをする
というオークションでございまして、女の子がステージに白人のMCを伴って
現れ$20、$40と競りに掛けられているではありませんか、アメリカ的で
ございます、ある意味さらし者やなあ〜、なんて思いつつ悠長に
シャッターを切りるのもつかもの間でございました、組織の長からの
突然のご指名でワタクシが競売にかけられるハメになったのです、また
MCが壇上で「ではここで武術の型を披露してください」と声高々と宣言して
くれよります、ワタクシが云うまでもなく何事にも準備というのは
大切でございますが、当然この時心の準備も身体の準備も出来ておりません。
MCの「張り切ってどうぞ〜」が走馬灯のように頭をよぎるわけで
ございます、「このボケ〜っ」と思う暇もございせん。さらし者でございます
自分でもわかりましたが赤面しておりました、顔は間違いなく真っ赤かで
ございました。スーツを着てその場でデモンストレーションです
ジャッキーチェンでない限りネタを仕込んでもおりません、とっさに
蟷螂拳の出だしをしたのですが、帰りの電車でやはりあの場は長拳に
するべきだったと後悔の念があとから生まれ来るのでした、同様にあの場面
ビデオカメラ担当の渡辺君が嬉々としてワタクシを撮っていたことを
あとから思い出しパーティーが終わってから、DVテープを徴収しておく事を
怠ったっと二重の後悔の念が生まれた事をここに告白しておきます。

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