それぞれの目標とモチベーション

長らく武術クラスをしております、最初は訳もわからずただ技術を
教えておりました、酔拳とか蟷螂拳とか技術系です
まあそれはニューヨークという特殊な土地柄需要がございましたが
日本に帰ってきてからはやはり健康になりたいというのが
一般的でございますので、教える側は「武術が上手くなったらそれでよし」
で希望は「武術で健康になってよりよい生活を送ってくれたら」っと
願うのでありますが、生徒らの要望は十人十色でございます

多くの子供の武術の目的は「褒めてほしい」であります
これは親かワタクシが上手になったと褒めて、それによってもっと
褒めてほしいので練習をしようというものであります
逆に練習しないから上手くならないだから褒めてもらえないから
練習しないと負の連鎖に陥る子もいます、まるで蓮沼文三の
心変わればの逆バーションでございますね

先日とあるところで武術クラスをしますとたまたま横で空手クラスで
ございました、「気合い」「気合い」とハイテンションで
クラスを行っております、まあ隣が同じ武術系ならテンションも
あがるというものですが、ワタクシ「◯◯ちゃんストレッチして〜」っと
素知らぬ顔で生徒にストレッチを任せたまま身体が
痛いのでウンウンと唸ってストレッチを行っておりました
練習も終わって、さて帰ろうかと思いましたら、空手の先生
「いやあ〜、良いクラスですね」とおべっかを云ってくるではないですか
「ところで先生、やる気のない子供にはどう教えてらっしゃるのですか」と
少々強面の空手のおっちゃんにたずねられますも、そんな方法があったら
ワタクシも聞きたいのですよ、っとやんわり本音をいいます、指導者は
やはり如何に生徒のやる気を引き出すかというのが課題でございます

ですが稀に子供でも目標を持った子がおりまして、次の大会で勝ちたいと
この冬に大会に出場しまして大阪でございました、大阪は日本屈指の武術どころで
ございます、世界選手権へ選手も輩出しております、前の大会で機会が
あったら生徒らに模範演武する兄ちゃんやおねえちゃんにどれくらい練習
するか聞きなさいと云っておきまして、答えは「週7日、いや6日」と
当然週7日でございます、ですので大会に参加したいと勝ちたいでは
全く別物なのでございます、チョモランマに登りたいと云うのは誰でも云えますが
計画をたてて登るのは別物でございます、ちょっとやそっとでも無理なのを
一応説明します

大◯武術隊
月、火、水、木、金、土、日
◯、◯、◯、◯、◯、◎、X

我々
月、火、水、木、金、土、日
X、X、X、 ◎、X、 ◎、◯

◯ 練習(2時間ぐらい)
X なし
◎ 二回練習

武術隊、週6日で土曜日二回練習で週14時間
我々、週3日で木曜日がお昼なので実質4回で週8時間

1ヶ月4週X6時間差で24時間差
9ヶ月で216時間差の差がひらきます(9ヶ月後に大会)

小学生でも足し算が出来たらわかるとこです、意外と
大人の方がわかってないかもしれません、笑
タカシ師父ならっとお願いされてもそれは無理でございます、笑

さて勝つ為にどうするか、向こうより練習するだけなのですが
週一回ぐらいの子では9ヶ月あればエントリーレベルには
持っていけますが、勝つレベルは無理でございます

ですので二回黒板に説明して、むっちゃくちゃしんどいよっと
小学生の高学年の子ですが、説明して2週間時間あげるから考えてきて
と云ったら、「やる」とのことですので簡単にスケジュールをいいますと

朝5時に起きて2時間練習(毎日)
武術クラスは木曜日の昼も来たりしてますので週5回ですが、笑
内容は死ぬほどキツくなります、これでクラスがない日は
学校から帰って2時間ぐらい練習してもらいます

なので大会に出場して勝ちたいという子には上記の
説明をしてあげないといけません、クラスは万全な体調で
最低週4回来ていただけたらと思います、朝練毎日5時からね♡

これで五分五分かな

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