京都にてワークショップ、その3

じっくりクラスを眺めます、若い女性の層が一番多いでしょうか
廃校の小学校の体育館が会場です、日野のおっちゃん何せ
2時間半のクラスを4日で11回最終日だけ2回で1日3回で
7時間半です、実数100人来たというておりましたので

最初におっちゃん茶を飲んでる所をつかまえて
「先生、1日、七時間半って身体大丈夫ですか」
「普段どれくらい、練習してるんですか」
「いつも生肉喰うてるのですか」
っと矢継ぎ早に質問であります、笑ってはぐらかして
おりましたが、毎日の練習はしてないっとのことです。
っというか職業武術家、武術講師ですのでクラスが練習みたいな
ものでしょう、表現クラスということで役者の人間が
多かったようです、ワタクシなど気軽に何してはる方ですか
って聞いてまわりましたら、九州から来たや、横浜からや神戸から
やと地方から来てますねえ。

さてクラスであります、基本はグループワークでして、2人1組、
4人1組、10人1組など、最初の二人一組がキーになってきます
この人と基本クラス中に稽古相手になるからです、初日が
ハゲのおっさん、二日目が60歳ぐらいの元気なバアさんであります。
貧乏くじを引いてばかりです、ここでも若い女性とはあまり
縁がございません。

あとは全員入れ替わり立ち替わり、稽古をしたりします。
「ちょっと違うなあ〜」なんて若い兄ちゃんに云われます
何がちゃうねんっとお前が違うんやろうっと、思うも想うだけで
あとは半分に分けて、18人ぐらい前で演技みたいなのをします。
皆ダメだしをしますが、ワタクシは一人オッケーでございます
要はアクティングの基準がわかりませんが、話を聞くに
つれて理解が深まっていきます。

クラスが終わって、日野おっちゃんにおもろかったと肩を
バンバン叩きますと信者みたいな生徒が、「先生に失礼では
ないですか」っと云ってきよります、こういう輩はどこでも
おりますなあ、だいたい一回3000円もするのにこっちは客や
でっと「先生、先生」というてもタカが人間でございます。
っというのがニューヨークで教えたワタクシのスタンスであります。
もちろん受講中は尊敬して接しておりますが、クラスが終わればただの
おっさんでええやないかと、しかしこんな
信者みたいな生徒が必要と云えば必要ですからねえ〜。

1. まず美しい動きとは何なんや?
2. 教える人間が何を教えたいかどう教えるか?

さて1. まず美しい動きとは何なんや?
ですがだいたいこんな具合かなあ〜って見当していたことが
日野のおっちゃんの話の言葉尻に出て来ました、完全に
説明してなかったですが、一つの例えで確信になりました
これがわかっただけで、6000円払った価値はありました。

2. 教える人間が何を教えたいかどう教えるか?
>どう教えるか
これは見ていわかりましたが、何がスペシャルなのかと
いいますとやはり経験と包容力と話術でしょうか、笑顔もいい笑顔します。
あとは居合いの技術と相手との間の取り方、柳生流でいう
「後の先」っというやり方ですね、相手との間の取り方は
自然門武術でもしましたが、こういうやり方もあるのやと
感心しました。

ワタクシなんでもモノは試しの精神でございます。
ものごと「ええ〜、邪魔臭いやん〜」っという人間はたくさん
いますが、その邪魔臭いをしないと永遠に真理は悟れない
のであります、真理とは一歩一歩目標に突き進むことの
他ございません、それとこの邪魔臭いをいかに楽しいものに
変えるかそれがワタクシ醍醐味だと思っております。
仕事を2日休んで京都まで何をしてるのやっと思いも
それはそれでいいのであります。皆さん、ものは試しで
日野のおっちゃんのクラスを受けるよし、なかなかおもしろいですよ。

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